3.生活習慣病の予防 「たばこと生活習慣病」
タバコの煙には、40,000種の化学物質が含まれており、中でも、タール・ニコチン・一酸化炭素は3大有害物と呼ばれています。
タールには発がん物質が含まれています。一酸化炭素は血液中のヘモグロビンに結合し、
全身の血管を細くしたり、動脈硬化を促進させる作用があるといわれており、高血圧症、糖尿病、
虚血性心疾患(狭心症・心筋梗塞)、脳梗塞等の引き金になります。
WHO(世界保健機構)では、喫煙を
「病気の原因の中で予防できる最大にして単一の原因」
として、禁煙を推進しています。
- 1.禁煙で健康を取り戻そう
- 生活習慣病などの危険因子が減る
- がん予防になる
- 体調がよくなる。咳きや痰が止まり、食べ物が美味しくなる
- 副流煙による健康への害がなくなる
- タバコへのこだわりから自由になる
- 2.禁煙にチャレンジしよう
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ニコチン依存症を断ち切るのは困難ですが、冷たい水・熱めのお茶を飲んだり、
深呼吸をしたり、体を動かしたり、お酒の席に行かないなどニコチン依存症状を乗り切る工夫をしましょう。
禁煙に失敗してもあきらめずに繰り返しチャレンジしてみましょう。
禁煙が長続きしない場合は、ニコチンを補給しながら、少しづつニコチンから離脱していく等、
禁煙治療も効果的です。禁煙外来のある医療機関を利用してみましょう。
下記の条件に適合すると「保険適用の対象」として禁煙治療を受けることができます。- 直ちに禁煙しようと考えている
- 問診と簡単な質問表の記入
- 「1日の喫煙本数×喫煙年数」が200を超えている
- 禁煙治療を受けることの同意
自分の健康は、「運動・食事・休養・禁煙」の生活習慣を見直して自分で守りましょう!